●ハナちゃんの長き人生●
愛大にグラウンドがあったその昔,ある時期に野良犬が大量発生しました.ある野良犬が工学部の建物の下で5,6匹もの子犬を出産したのです.そこからハナちゃんの人生が始まったとか始まってないとか・・・
14,5年前,ハナちゃんが成人を迎えた頃,K川さんというある一人の男性と出会いました.K川さんはハナちゃんのことを「ガブリエル」と呼び大層可愛がったそうな.
当時,教育学部の北別館を住み家としていました.
まだスリムでビューティーなアクティブハナちゃんはモテ期を迎えていました.えさを自ら調達し,夜は決まって今は無き某ラーメン屋でラーメンと牛すじを食べていたハナちゃんは,周りの♂犬のアイドルだったのでしょう.
ある日の朝,K川さんのもとに歩み寄ったハナちゃん.何かを言いたげなハナちゃんについて行くと,一人の女子大学生が立っていました.
「私が触ろうとすると,吠えるんです」と女子大学生.
近づいて見るとそこには・・・!?!?
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匹の可愛い可愛いハナちゃんの子どもがいるではありませんか!!
そう.ハナちゃんは女手一匹で出産していたのです!!(でも,ハナちゃんは出産2度目なの)
その後,ハナちゃんの子どもは職員の方々に引き取られることになりました.
これ以上モテてはいけないと,職員からの寄付により,ハナちゃんは避妊手術を受けることになりました.
これを境にハナちゃんは,ブーちゃん街道を歩むことになります.それ以来,やることがなくなったハナちゃんは,移住を決意.本館の共通教育棟本館の一角を住み家としました.そこで英語の先生と出会い,えさをもらっていました.
その後も住み家を転々とし,5,6年前,法文学部に腰を下ろし,現在に至ります.
2,3
年前体調を崩し動かなくなるものの,みんなの優しさ温かさに恵まれ無事復活!!
現在,愛大のマスコットガールに大抜擢され,今もなお,波瀾万丈な人生を送り続けている.
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