愛媛大学教育学部同窓会会員の皆様、お変わりございませんでしょうか。平成から令和の世になり、昭和24年に発足した愛媛大学も昭和、平成、令和と70年の歴史を持つことになりました。もちろん、母体となった愛媛師範学校を含む140年を超える歴史を有し、この間、多くの卒業生を輩出し、全国各地で活躍しています。退職された同窓会会員の皆様も地域の文化活動、教育活動にご尽力いただいています。
こうした同窓会会員皆様の現状をご紹介する、また、会員相互の親睦を図る一助として、教育学部同窓会は、会報の発行と懇親会の開催を行っています。一方、教育学部在学生への支援や同窓会支部活動への支援・援助を行い、学部や地域の教育・文化の充実、発展にも寄与しています。
さて今日、少子化の進行に伴い、さらに山間部や島嶼部で過疎化が進み、小中学校が廃止・統合され、また、高等学校が分校化されるなどで、教員需要が減少され、我が教育学部の学生定員も激減しています。今や入学してくる学生は170名程度です。また、小学校教員に特化した教員養成になり、特色のあった音美体技の中高の教員養成が困難になってきています。
平成の時代は、教員免許の取得を義務付けない、いわゆる「ゼロ免コース」を設け、学生定員の維持を図ってきましたが、教員免許を取得した学生ともども卒業後、教員以外の多様な職種へ、さらに全国各地の職場へと同窓会会員の皆様が活躍の場を広げられてゆきました。こうしたことにより、これまでのように県内の教員だけへの情報発信では会員の親睦向上もままならなくなりました。そこで、同窓会報の内容の充実をおこない、発信する情報量を増やしましたが、こうした会報を発行しても会員の皆様に届かない(多くは住所変更を同窓会事務局に届けていない)ケースが増えています。
そこで、会報の発行とともに同窓会のホームページを立ち上げ、紙媒体の会報を入手できない会員の皆様に利用していただきたいと思いこれを開設しました。このホームページには、同窓会会報だけでなく教育学部の沿革等も載せています。大学や教育学部、同窓会の現状をお知らせいたしますので、何かとご利用ください。
なお、同窓会へのご意見・ご要望、同窓会として知っておけばよいような情報等を同窓会のメールアドレス宛にお送りいただければ幸いです。より良い同窓会会員相互の情報共有にこのホームページがお役に立てればと思います。
愛媛大学教育学部同窓会長 高橋 治郎
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