教職大学院生たちが災害ボランティアを実施【7月12日(木)・16日(月)】

7日の豪雨により全校舎の1階部分が床上まで浸水した宇和島市立吉田中学校から、ボランティア学生の派遣依頼を受けた教育学部では、全学部に先駆けて12日から学生の派遣を開始しました。教職大学院では、早速12日にマイクロバスをチャーターし、第一陣を派遣。水没したプール下の倉庫の清掃に汗を流しました。
院生たちは、慣れない作業でしたが、炎天下のもと泥まみれになりながらも、「この学舎に早く生徒たちが帰ってきてほしい」という思いを込め、期待に応えようと頑張りました。また、床に泥が堆積した体育館には、吉田高校から卒業生が駆け付け、清掃している姿も見られました。西村校長先生の話では、被災後、変わり果てた校内の復旧作業に追われていた先生たちが、この日は、全教職員で生徒の家庭を巡回することができたという。
16日には、前回参加できなかった院生を中心に第二陣を派遣。35度近くの猛暑の中、宇和島市内からボランティアで駆けつけてきた小・中学校の先生たちと一緒に、仮設トイレの設置やプールからの水の運搬を手伝いました。
吉田中学校では、教職員や地域のボランティアの方々のご尽力により、校舎の中の清掃も進められているほか、体育館前の広場には、水没して使えなくなった物資が集められるなど、復旧に向けての取組も計画的に進められている様子がうかがえました。いよいよ17日からは中学校が再開され、子どもたちの元気な顔が戻ってきます。
この度の災害で亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された地域の一日も早い復旧、復興を心よりお祈りしています。

 

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