NITSオンライン研修(道徳教育)に参加しました

 9月23日(水)から9月25日(金)の3日間は、道徳教育に関する研修講座が開かれ、8名の大学院生が参加しました。
 今回の講座では、学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育について、その理念や考え方についての理解を深めること、協力体制づくりや豊かな体験活動の充実、また、「特別の教科 道徳」の指導と評価等についても具体的なイメージをつかみ、各学校において道徳教育を推進していく力を付けることをねらいにしています。
 3日間の研修では、6つの講義が行われました。教科化に至った経緯や道徳教育の理念について、丹念な解説がありました。また、「考え、議論する道徳」とは、どういうものであるのか、具体的な授業実践を例に、発問の在り方や板書、役割演技などについて紹介があり、理解を深めることができました。
事例研究として、小学校・中学校の実践が紹介されました。組織的に教育活動全体を通した道徳教育を実践している両校の取組が大いに参考になりました。全体計画や年間指導計画の作成や実施など、道徳教育に関わるカリキュラム・マネジメントの重要性を「スクール・マネジメント」の講座内容を想起しながら考えることもできました。
 最終日には、オンライン交流会が開かれ、日頃実践している道徳教育に関する課題を出し合ったり、道徳科の教科書についても語り合ったりする有意義な時間をもつことができました。
 集中講座に参加した大学院生からは、「多様な視点に気付かされた」「高等学校で道徳教育を実践する上でも大変参考になった」という言葉があり、今回の集中講座で学んだことが今後の教育実践に生かされることと思います。

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