授業レポート第1回「地域とともにある学校の経営」

月曜第3限「地域とともにある学校の経営」は、コミュニティ・スクール(CS)の理論と実践を学ぶ授業です。今回は、その授業の様子をレポートします!

 取材した授業では、文部科学省総合教育政策局のCSマイスターである西村久仁夫氏を講師としてお迎えし、国や地域の動き、歴史的背景を学んでいきました。

 平成29年に法律が改正され、コミュニティ・スクールの設置が努力義務化されたことで、全国的に加速度的な導入が図られています。愛媛県でも、導入率は全国平均より低いものの、3分の1の小・中学校がコミュニティ・スクールとなっており、今後さらに導入が進む見通しだそうです。

歴史的背景について、学校と地域の関係を表したキーワードを時系列に並べる演習を行いました。キーワードは、「完全学校週5日制」や「地域に開かれた学校づくり」、「新しい公共」など12個。受講生みなで、話し合いながら並べていきました。

演習後、西村氏に解説をしていただきました。社会の状況やそれに伴う様々な施策、取組が行われ、その流れの中で「地域とともにある学校づくり」が求められるようになったことを学ぶことができました。ちなみにキーワードの一番目は、「学社連携」(昭和49年)、最後は「社会に開かれた教育課程」(令和2年)でした。西村氏には、次回の授業でもお話をしていただきます。

これからの授業で、コミュニティ・スクールや、地域と学校が連携して子どもの成長を支える「地域学校協働活動」についてさらに学び、新しい時代の「地域とともにある学校の経営」について、考えを深めていくことになっています。

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