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授業レポート第3回 「児童生徒・保護者の教育相談実践」

月曜第5限「児童生徒・保護者の教育相談実践」は、児童生徒や保護者の問題への理解を深め、教育現場における教育相談の対応実践力を培うことをねらいとした授業です。今回は、その授業の様子をレポートします!

「教育相談」とは、学校教育の場面において、子どもたちが示す多様な問題や悩みごとについて支援を行うものです。子どもたち一人一人が抱える問題は多様で、学校における教育相談も多岐にわたります。

取材したのは、第5回の授業。テーマは「児童虐待」です。授業は、受講生の調べ学習の発表、ディスカッション、担当の信原孝司先生からの講話という形で進みます。

まず、2人の受講生により、児童虐待についての用語解説や相談件数の推移、地域との連携等、さまざまな観点からの報告がありました。その後のディスカッションでは、教師として虐待された子どもにどうかかわるか、保護者へのかかわりをどうするか、「教師」としての立場からの話合いが行われました。受講生みなで学び合い、学んだことを共有しながら授業が深められていきました。

信原先生の講話は、児童虐待による心的トラウマについての内容でした。虐待によるこころの傷は、トラウマとなってその人の心理状態に著しい障害を引き起こし、PTSD(心的外傷後ストレス障害)となって表れることもあります。トラウマという視点から、虐待を受けた児童生徒にかかわっていくことが重要であることを学ぶことができました。

次の時間は、「教師のメンタルヘルス」というテーマで学んでいく予定になっています。

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