大学連携セミナー「ESD授業づくり研修会(第4回)」
ESD(持続可能な開発のための教育)は、学習指導要領に新設された前文の中で「持続可能な社会の創り手を育成する教育を行う。」と書かれるなど、まさに日本の学校教育の理念として位置づけられた学びの在り方です。
またSDGsは、持続可能な世界を実現するために2030年までに達成すべき目標として2015年に採択され、「誰一人取り残さない」を合言葉にして現在世界中で取り組まれています。日本でも政府が推進本部を立ち上げ、文部科学省を中心にESDやSDGsを一層推進するように提言しています。
ESDやSDGsの授業づくりについて学び合う機会として、愛媛大学教職大学院では「ESD授業づくり研修会」を大学連携セミナーとして実施しています。
今年度は全8回開講を予定しており、先日第4回目を実施しました。定員に達する参加申込があり、充実した研修会となりました。参加した教職大学院生は、多様な職種・校種の方々とともに深くて広い学びを展開することができました。
今回のテーマは「GISを活用したESD,SDGsの授業づくり」でした。松山市立味生第二小学校の髙岡遼介先生、株式会社ESRIジャパンの大津留麻代氏の講演では、GIS(地理情報システム)を活用した実践事例を多数紹介していただきました。その後、参加者同士で授業づくりのアイデアについて話し合いました。
GISの活用は、次年度から始まる「GIGAスクール構想」に対応した教育方法の一つとして大きな可能性を秘めています。
今後も「ESD授業づくり研修会」は、多様な学びの場を提供していきます。ぜひ、ご参加をお待ちしています!
(第5回の申込フォーム ⇒ https://forms.gle/vuT7GbFtmbT2a2Mq7)