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チーム学校スペシャリスト養成講座 ICT支援【1-2日目】

12月26日(土)、12月27日(日)にチーム学校スペシャリスト養成講座[ICT編]が開かれ、タブレット端末を活用した演習を体験しました。学校現場では、GIGAスクール構想の実現に向けて整備が進められています。年末にも関わらず大勢の参加者があり、ICT支援への関心の高さがうかがえました。

【1日目】

 1日目の講師は、松山市立久米小学校の前田智裕先生です。前田先生は、学習指導や学級経営において、タブレット端末を活用した実践を多くなさっています。学習支援を行うためのロイロノートやプログラミングでアニメーション制作ができるViscuitなどを中心に様々なアプリについて、授業の様子や子どもたちの反応なども交えて紹介していただきました。

 演習では、ロイロノートを使って、グループの写真を撮って提出するミッション、旅行プランを考えて他のグループに紹介するミッションなどにチャレンジしました。Viscuitを使って○と×の絵が動くアニメーションづくりも行いました。

参加者は、様々なアプリについてその特徴や可能性を理解するとともに、タブレット端末で授業を変えることができるという手ごたえをつかむことができました。

【2日目】

会場を愛媛大学教育学部附属中学校に移し、社会科担当の江角紀行先生、理科担当の真木大輔先生にご講義いただきました。

江角先生からは、ロイロノートのシンキングツールを活用する演習を設定していただきました。シンキングツールは、考えるプロセスを可視化して考えを作り出すことを支援するもので、「比較」「分類」「関係付け」など、考えるときの様々なパターンが用意されています。演習では、座標軸とピラミッドチャートを使って考えを整理しました。

社会科授業での取組も紹介していただきました。生徒たちはシンキングツールを活用したり、グループ内で発表や討論を行ったりして思考を深めていました。児童生徒の資質・能力の育成につながるICTの魅力とその支援の大切さを再確認することができました。

真木先生の講義では、はじめにビデオ会議システム(Zoom)を使った授業を体験しました。一斉での授業だけでなく参加者が4人ずつのブレイクアウトルームに分かれての話合いも行いました。真木先生は、Zoomを使って附属小学校の児童や外部の専門家と連携を図って授業実践をされているということでした。

ロイロノートの活用では、生徒役になって浮力を確かめる実験を実際に行い、プレゼンシートを共同で作るという演習も行いました。生徒同士が協働しながら主体的に学んでいく授業づくりに、効果的にタブレット端末が活用できるということを実感できました。

3日目の講座は、1月23日(土)に附属小学校で行われる予定になっています。

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