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授業の様子~特別支援教育~

 特別支援教育におけるキャリア教育、多様性のある社会について、ゲストスピーカーにお話しいただきました。

「特別な教育的ニーズへの対応」の授業では、12月19日に猪又竜さん(先天性心疾患患者、SOMPOホールディングス株式会社https://www.sompo-hd.com)に、障害や病気のある子どもたちのキャリア教育をテーマにオンラインでご講演いただきました。

 猪又さんはお仕事の傍ら、長野県教育委員会の人権教育の講師として、長野県内の小学校、中学校、高等学校で、多様性を受容できる社会の実現の向けた講演を行うなど、共生社会の実現に向けた取組み(https://www.youtube.com/channel/UCJUEBGGECt_U1O6fr2GBIHg/videos)を行っています。

 受講生からは「どうして私たちは「同じ」「違う」ということにこだわるのだろうか」「クラスの多様性が深まれば,社会にいる色々な人と出会う場ができても子どもたちは色々なことを考えてくれるようになると思います」「学校でも社会に出てからも、自分の特性や知っておいてほしいことを適切に伝えるスキルは、自分自身が生きやすい環境を調整することにつながる」「自分の障害や病気を隠さず周囲に伝えられるためには、いろいろな人がいて、助け合いだということを前提にした学級、学校づくりをしないといけない」などの感想がありました。

 病気や障害は「その人がもっている」のではなく、そこに「ある」のであり、物理的・心理的バリアをなくしていくことで、共生社会をつくっていくこと、学校で障害理解教育を行うとき、障害体験をすることだけでは障害理解にはつながらない、障害のある人と関わり、自分たちにできることを考えることこそが障害を理解していくプロセスとして大切であることを教えていただきました。

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