履修証明プログラム 「チーム学校スペシャリスト養成講座」教育福祉③どう進める!?問題解決型ケース会議!!
9月7日に「チーム学校スペシャリスト養成講座」が開催されました。第6回目は「教育福祉講座」の最終回で、講師には関西学院大学の馬場幸子先生をお迎えしました。今回のテーマは「問題解決型のケース会議」の有効活用についてです。
まず、前半では、代表者が「問題解決型ケース会議」のデモンストレーションを行いました。馬場先生のレクチャーを受けながら、代表者が、学級担任や管理職、特別支援教育コーディネーター、養護教諭、そして、福祉の専門職であるスクールソーシャルワーカーの役割を演じ、模擬ケース会議が進められました。
他の受講生はそれを見学することにより、ケース会議の流れや進行方法について具体的なイメージを持つことができました。
後半では、各グループで「問題解決型ケース会議」の実践練習を行いました。前半のデモンストレーションを踏まえ、参加者が役割を演じながら、子どもたちの強みや目標、支援案について話し合いを行いました。
ケース会議のポイントとして、①全員が発言すること、②他者の意見を否定せず受け止めること、③合意形成を重視することが大切だと強調されました。
今回の活動を通じて、司会者、記録者がどのように会議を進めていけばよいか、会議の持ち方についても丁寧にご指導いただき、ケース会議について実際に実践できる、具体的なイメージを持つことができました。
現代の多様化する教育環境において、教員が一人で抱え込まず、福祉の専門家等も含めたチームで、子どもたちを支援することの重要性が再確認されました。
次は10月5日から「教育相談」分野の3講座が始まります。