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授業の様子~愛媛の教育改革~

 本講座「愛媛の教育改革」も第5回目(全15回)の授業となりました。本日5月19日は、松山市教育委員会教育委員の緒方先生をお招きし「市町教育委員会の教育改革について」と題してご講義いただきました。緒方先生は、現在、愛媛県市町教育委員会連合会の会長としてもご活躍されるとともに、これまで松山市教育委員会学校教育課長や小学校長、幼稚園長などを歴任されており、多岐に渡る豊富なご経験からのお話でとても充実した時間となりました。

 まず、松山市における不登校対策について、令和7年度に市でサポートルームを設置するための予算確保の経緯についてご説明いただきました。他市の取組の情報収集や先進市や先進校の視察、総合教育会議での話合い、市長や財政部局に理解を得るための説明等々、予算確保に至るまでの過程がいかに困難なことか、たくさんのエピソードを交えながら分かりやすくお話をしていただきました。
 続いて、松山市教育研修センターと愛媛大学教職大学院との関わりについてお話がありました。緒方先生が松山市教育委員会学校教育課長をされていた頃、愛媛大学との連携協力の一つとして、松山市内すべての小中学校で大学院生の実習の受入れが始まったとのことです。そして、2015年4月には、本学教職大学院、松山市教員研修センターが開設され、両者ともに今年でちょうど10年目となるとのことです。その間、本学教育学部・教職大学院と市教育研修センター、研究協力校のより一層の連携協力を目指して研修の充実に努めてきたとのお話を伺いました。
 最後に受講生に向けて、「子どもたちのために、教職大学院でしっかり勉強してくださいね。」とのお言葉をいただき、本日の講義を終了しました。緒方先生、この度は貴重なお時間をありがとうございました。

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