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授業の様子~連携校実習3~

 番町小学校4年生の道徳科で,「友だちのために」を主題に,教材『大きな絵はがき』を用いた授業を実施しました。相手の気持ちを理解しようとしながら,思いやりをもって行動することの大切さに気付くことをねらいとしました。教材では,転校した友だちから届いた絵はがきの不足料金を「伝えるかどうか」で広子が揺れる場面が描かれており,児童は広子の心情に寄り添いながら思いやりの在り方を考えました。
 授業は,導入で「思いやり」とは何かを自分の経験から言語化し,展開で広子の心の動きを追いながら,母と兄それぞれの考えに込められた「気持ちを傷つけない思いやり」と「将来を見据える思いやり」を比較しました。終末では,正子への返事を書く活動を通して,自分ならどう伝えるかを具体的に表現し,学級全体で「思いやり」の意味を再確認しました。
 児童は登場人物の気持ちを想像して活発に意見を交わし,タブレット端末やワークシートを活用して自分の考えを整理・可視化しながら,思いやりの行動を自分事として捉えることができていました。
 本実施にあたり,ご協力くださった番町小学校の先生方に心より感謝申し上げます。

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