第5回 デジタル教材開発プロフェッショナル養成講座
8月から始まったデジタル教材開発プロフェッショナル養成講座は、はや5回目を迎えました。今回は芸術健康系教科の第2回、テーマは保健体育科におけるICTやAIの活用でした。
最初講師の先生から、近未来の社会のイメージやその社会を生き抜く力を育てる教育の在り方について学びました。
その後、実際に行われている、ICTを効果的に活用した保健体育科の授業の事例をたくさん紹介していただきました。「主体的・対話的で深い学び」の視点に立った授業改善とよく言われますが、保健体育の実技も例外ではありません。例えば、撮影したビデオを10秒ほど遅らせて自動再生できるタイムラプス機能を使って、マット運動をした自分の演技をその場で振り返り、課題意識を持たせる工夫。また、持久走では、流行歌のリズムに合わせて走り、そのデータを表計算ソフトで分析し、自分の走りやすいテンポやピッチ、ストライドを導き出す活動など。授業スタイルも大きく様変わりです。
これからは、子供たち自身が問いを立てて学習課題を設定し、それについて、自ら考えたり、友達と協力し合ったりして、解決していく授業が主流になります。その際にICTやAIはとても有効な道具になると思いました。
最後、学生たちは生成AIを使って保健体育科の授業の指導案を作成し、その指導案を使って模擬授業を行いました。生成AIに様々な条件を入力すると、それに合わせた指導案を具体的に提案してくれます。その提案をたたき台にして、自分がイメージする授業になるように内容を吟味し仕上げていく感じです。生成AIを使うことで、学生たちは30分足らずで指導案を作成していました。生成AIが学校に浸透していくと、教師の仕事のやり方も大きく変わると実感しました。




























