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授業の様子~地域とともにある学校づくり~

 松山市教育研修センター事務所で行われた「地域とともにある学校づくり」の授業の様子です。この日、前回の授業の続きで、先進校視察の報告会を行いました。院生が各自の研究テーマに関係する全国の先進校を視察し、互いに情報共有を行います。この日は二人が発表を行いました。
 一人は、福岡県の学年チーム担任制を取っている学校についてでした。学級担任を固定せず、学年団の教員全員が2週間毎にローテーションしながら、各学級の担任の行う取組でした。これにより、各教員が学年部の生徒全員と関わり、きめ細やかに指導できる、学級担任が替わるため、生徒たちで学級のことを決めるようになり自主性が育つ、教師の業務負担の偏りが減る、教師間の協働性が育まれる等のメリットがあるそうです。
 もう一人は、東京都の学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)についてでした。柔軟なカリキュラムを編成し、「こどもがつくる・こどもとつくる」子どもが主人公を理念とした学校で、体験を通した学びを重視し、学校のいろいろなことを子どもたちの発言や意見を尊重して決めていくようにしているそうです。
 院生は全国の新しい教育の流れを知ることができました。これらの学びを生かし、愛媛県において、どのような学校づくりをしていくか考えていきます。

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