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授業の様子~地域とともにある学校の経営~

 教職大学院のリーダーシップ開発コースでは、「地域とともにある学校の経営」をテーマに学んでいます。この日、伊予高校の校長先生と生徒さんをお迎えして、高等学校の魅力化に向けた取組について話を伺いました。
 伊予高校では「地域とともにある学校」を合言葉に、生徒一人一人一人が“自分の力で未来を切り拓く”ための学びとして、学校独自の探究活動 「探Q(たんきゅう)」 を展開しています。伊予高校は松前町で唯一の高校で、この立地を生かして、地域の企業、行政、大学、専門家と連携した“本物の体験”を通して学ぶ探Qが、教育活動の大きな特色であり魅力となっています。伊予高校の多くの保護者や在校生から高い支持を受けていて、近年では、この探Qをやってみたいと伊予高校に進学する希望する生徒が増えてきているとのことでした。
 伊予高校の生徒さんからは、実際の活動の様子として、「はだか麦を活用した地域活性プロジェクト」という探究課題の実現に向けて、地元大型スーパーで開催した試食会を企画・運営した話などを聞きました。自分たちの学びが地域に広がり、地域から評価されることで、自分たちの探究が社会の役に立っているという確かな手応えを感じているようで、自信を持って語る伊予高生の姿に感心しました。
 また、伊予高校の探Qの学習活動を支援しているAIシステムについても伺いました。AIが、生徒の探究の質を高めるように適度なフィードバックを返したり、学習の振り返りや企画改善について助言したりするそうです。
 少子化が進む中でも、伊予高校は探Qを核に学校の魅力化を推進していて、これからの学校経営のあり方について、とてもよい学びの機会となりました。

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