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授業の様子~特別支援教育連携校実習3~

 姫山小学校1年生の算数科で,「かたちづくり」を題材とする授業を実施しました。ねらいは,色板・棒・点つなぎなどの活動を通して図形を構成する力と観察する力を育み,形に親しみながら学ぶ態度を養うことです。今回は「点を線でつないで形をつくる」を学習課題として授業を実践しました。
 授業は,はじめに「点は直線で結ぶ」「点のないところは結ばない」といったルールを全体で確認し,見本の「家の形」を一緒に作図して要点を共有しました。続いて,個人で好きな形づくりに取り組み,最後にペアで作品を交換して同じ形を再現する活動へと発展させました。学びの流れ(導入→個人作業→ペア再現→ふり返り)を通して,直線の引き方や点の選び方を自分の言葉で説明する場面を意図的に設けていました。
 児童は「魚」「ねこ」など自分のイメージをもとに点を選び,まっすぐな線で丁寧に結びながら形を構成していました。友達の作品再現では,「どの点から始めた?」「ここはこの点とこの点をつなぐよ」と手順や工夫を伝え合う姿が見られました。活動を通して,形づくりの楽しさとともに,図形を構成・分解して捉える見方が芽生えました。
 本実施にあたり,ご協力くださった姫山小学校の先生方に厚く御礼申し上げます。

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