地域創生教育

地域創生教育関連科目

地域創生関連科目について

 愛媛大学教育学部では、県内20市町それぞれの地域の特色や課題、そこで展開されている教育について、体験的に学ぶ授業科目を1回生から履修できるように設定しています。
 幼少期から「学校の先生になりたい」、「恩師の〇〇先生のような信頼できる先生になりたい」、「母校でいつか教師として戻ってきたい」という思いをもって入学する学生が、愛媛大学教育学部にはたくさんいます。最近では、高等学校の課題研究等で教育について探究を進めてきて、更に深く学びたいという学生も増えてきました。
 そのような皆さんに、入学後できるだけ早い段階から「地域を知り」、「地域から学び」、「地域の教育に触れ」る機会を持つことを重視しており、その中核となる授業科目として、地域創生教育関連科目を位置づけています。
本学部の地域創生教育関連科目は、知識として理解を深める「地域創生カリキュラム概論」と実際に各地域に出向き、地域の方と一緒に課題を解決する手伝いをしたり、地域行事に参加したり、地域の学校で先生方や子どもたちと交流して学んだりする「地域未来教育演習」の2つを軸に展開しています。(令和8年度4月現在。今後ブラッシュアップのために変更する可能性もあります。)
 在学時の早い段階で、自分の五感をフル活用して体験的に学ぶことを経験しておくことで、その後履修する教職科目や教育実習など、教師になるために必要な学びが、目的意識を持って主体的に学び取っていくようになることを期待しています。

令和7年度の「地域未来教育演習」実施例

  • 松野町での棚田体験と棚田を生かした教材づくり小学校での授業交流とオンラインイベント運営
  • 宇和島市喜佐方地区での地域の方との交流喜佐方公民館の活用案を地域の方と考える地域の特産であるみかんを生かした教材づくり
  • 久万高原町で四国遍路における外国の方への英語案内地域行事である竹灯籠祭りの手伝いや参加
  • 愛南町、上島町での教師の魅力再発見・小規模校体験バスツアーなど、10以上の演習を設定しています。
令和7年度 履修の手引きより抜粋

履修生の振り返りから

・この1年の地域創生に関わる学びを通して、地域と教育は切り離せない関係にあると実感した。今後は、単に知識として理解するだけでなく、自分自身が地域と積極的に関わることで学びを深めていきたいと考えている。具体的には、学校と地域を繋ぐ活動やボランティアに継続して参加し、実際に地域の方々と対話する機会を増やしたい。
 また、将来教員になった際には、地域の文化や人材を授業に取り入れ、子どもたちが地域に誇りや愛着を持てるような学習を実践したいと考えている。例えば、地域の行事や産業、歴史などを題材にした探究活動を取り入れることで、教科の学びと地域を結びつけたい。さらに、地域創生には長期的な視点が必要であると学んだため、今後も地域課題に関心を持ち続け、自分にできる役割を模索しながら学びを深めていきたい。この1年の学びを一過性のものにせず、将来の進路や実践に結び付けていくことが、今の自分にできる地域創生への一歩であると考えている。

・地元である南予地域で教員になりたいと思っており、南予地域では人口減少が加速しているという課題があるため、子どもたちと地域を盛り上げるための活動を行なったり、少人数を良さと捉えて地域の人たちと子どもたちとの密接な関係性を築ける活動(地域ぐるみの運動会)を企画したりということに学びを活かしたい。また、地域全体と連携するという観点から自分の目標であるインクルーシブ教育の実現へとつなげられるようにもしたい。

皆さんも、愛媛大学教育学部で地域の中に入って学び、自分の目指す教師像を具現化していきましょう!!

地域未来教育演習

授業名リンク
地域未来教育演習②(主権者教育:うわじま∞あいだいPJなど)http://citizenshiplab-2025.ed.ehime-u.ac.jp/activity-cat/uwajima/
地域未来教育演習③(廃校利活用、SDGs)https://sample-tl-et.my.canva.site/

地域創生プログラム

プログラムの目的・ねらい

少子高齢化や人口減少が進む現代において、これからの時代に求められているのは、教科書を教えるだけでなく「地域を愛し、地域から信頼される先生」です。本プログラムは、愛媛県内の人口減少地域や小規模校に赴き、地域と共にある学校の良さを実体験することで、教育課題に主体的に向き合える「次世代教育人材」としての資質・能力を4年間でじっくりと身に付けます。地域枠入試に合格し、入学した学生は、全員必ず本プログラムを履修し、仲間と共に学びを深めます。

ここがすごい!プログラム3つの注目ポイント

圧倒的な現場主義!愛媛県内すべてがあなたのキャンパス

大学を飛び出して、実際の小規模校や人口減少地域へ出向き、現地で学校見学や地域教育の実体験を通じて、地域と共にある学校の良さと魅力を肌で実感できます。

企画力・実践力が身につく!

ただ見学するだけではありません。自ら主体となって教育イベントを企画・運営する経験を通じて、これからの学校現場で即戦力となる高い実践力を養います。

「愛媛県」教員採用試験での優遇措置を協議中

愛媛県教育委員会とも深く連携。地域創生教育に関わり、貢献したいというあなたの強い熱意と、地域創生プログラムを含む大学4年間の努力を、教員採用試験で力強くバックアップする仕組みを現在、検討しています。

このプログラムで得られる「3つの強い絆(つながり)」

大学内だけでは得られない、多角的な人間関係があなたを大きく成長させます。

縦のつながり (1回生〜4回生・教職大学院生の絆)

1回生から4回生(さらには教職大学院生)までが同じ目的のもとに共に学びます。先輩が後輩の「メンター (相談役)」となって支え合う温かい先輩後輩コミュニティが形成されます。

横のつながり (高い志を持つ同学年の絆)

同じ志を持ち、地域枠入試という狭き門を突破した高い意欲を持つ同学年の仲間たちと深く協働し、お互いを刺激し合いながら高め合います。

ナナメのつながり (地域社会との絆)

大学の教員や学生という枠を越えて、現地の教育委員会、地域住民の方々、そして小規模校の先生方や子どもたちと深く関わり、豊かな人間性と実践的な指導力を養います。

学びを構成する「3つの柱」

このプログラムは、講義・演習・実習の3つをバランスよく学び、4年間を通じてステップアップしていくカリキュラムです。

① 講義(ホーム科目)

地域創生の基礎を体系的に学び、主体的な教育イベントを企画・立案するための確かな知見と理論を養います。

② 演習(地域演習)

愛媛県内の様々な地域に出かけ、授業見学やワークショップなどを通じてその土地の現状や課題、豊かな魅力を自分の目で確かめます。

③ 実習(教育実習)

小規模地域に一定期間滞在し、子どもたちに寄り添った教育や小規模校ならではの強みを実践的に学びます。 (愛南町・四国中央市などを予定

4年間の実践ストーリー(地域創生プログラムの履修イメージ)

学年
【出会う・知る】 出会いとガイダンスの年

4月の履修者開講式・ガイダンスからスタート!地域創生の基礎を座学(地域創生カリキュラム概論など)で学びつつ、県内高校生バスツアーに教員志望の高校生のメンター役として同乗し、県内小規模地域の小中学校を共に訪問して活動。企画運営の基礎を学びます。

学年
【地域に飛び込む】 現地でのリアルな実習の年

愛南町または四国中央市の小中学校で、1週間の「ふるさと実習」を実施(予定)。それ以外にも、関心を持った小規模地域について自ら調べ、出かけていき、地域の魅力を伝える発表や広報動画作成を行います。

学年
【深める・企画する】 主体的にイベントを動かす年

通常の附属校園での教育実習(9月)に加えて、小規模地域での教育イベントや、高校生に向けた「出張オープンキャンパス」の企画・運営を学生が主体となって行います。

学年
【実践する・未来へ】 学びの集大成と教員への道

小規模地域での2週間に及ぶ教育実習「地域創生インターンシップ実習」や企画から運営まで全て学生自身が行う(教職大学院生と協働で)3泊4日のサマースクールへの参画。さらには、地域創生プログラムを履修する後輩・1回生の探究学習のメンターを務め、全体修了式を迎えます。 (4年間で10単位前後の講義・演習・実習を履修しします)

※既定の単位数を取得した場合、その証として大学が発行する「オープンバッジ」を付与する予定です。

こんな高校生に集まってほしい!
  • 愛媛県内(または自分の地元)の地域に根差した学校教育に貢献したい強い意志がある人
  • 子どもたちや地域の人々と深く関わり、実践的な力を身につけたい人
  • 小規模校ならではの、一人ひとりに寄り添った温かい教育に魅力を感じる人
  • 地域創生プログラムは、県内各地に出向く実習・演習を行うため、交通費・宿泊費などの「自己負担」が都度生じ ます。
  • 演習や実習は集中講義扱いとなり、大学の長期休業日や土日祝の休日などで実施することが多いため、他の学生よりも単位を多く取得する必要があります。
  • 地域創生プログラムの詳細は、入学後のガイダンスで説明があります。