学部紹介

学部構成

学部構成

教育学部は1課程3コース

 教育学部は、学校教育教員養成課程の初等教育コース(幼年教育サブコース・小学校サブコース)、中等教育コースおよび特別支援教育コースの3つのコースから成り立っています。附属学校園や地域の学校における多様な実習と理論を結びつけた充実したカリキュラムにより、豊かな人間性とすぐれた実践的指導力を兼ね備えた学校教員を養成します。

学校教育教員養成課程

令和6年度以降 構成

教育発達実践コース 幼年教育サブコース
小学校教育サブコース
特別支援教育サブコース
初等中等教科コース 言語社会教育サブコース 国語教育
社会科教育
英語教育
科学教育サブコース 算数・数学教育
理科教育
技術教育
生活健康・芸術教育サブコース 家政教育
保健体育
音楽教育
美術教育

学校教育教員養成課程

 中高一貫校の増加にともない、複数学校種・複数教科の免許を持つ教員が求められています。
 本課程では、そのようなニーズに応えるべく複数免許取得に対応するとともに、さまざまな実践的なカリキュラムを通して、地域の教育現場で活躍するプロフェッショナルを目指します。

実習カリキュラム

 教育学部では、実践的に学ぶためにさまざまな実習カリキュラムを設けています。1年次から4年次までレベルアップしながら実習を行うことで、実践力を高めます。

STEP
1年次:観察実習

「新入生セミナーA」

附属学校園などで、授業/保育や子どもの活動を観察します。授業/保育を受ける立場から、授業/保育をする立場へと、授業/保育の見方を変えていきます。

STEP
2年次:ふるさと実習

「教職体験実習※」

各自の出身校(小学校/中学校)で、教師の仕事全般を観察します。授業だけでなく、学級経営や放課後の部活動指導など、教員という職業を直接肌で感じます。

STEP
2年次:プレ教育実習

「実践省察研究」

来年の教育実習1に向けて、教育実習中の3年生の姿を観察して、授業/保育の構成や教材研究の方法を身につけます。

STEP
3年次:教育実習

「教育実習A」

附属学校園で教育実習を行います。一人で授業/保育を行ったり、学級をまとめたりします。

省察科目群

教育実習は、実習に行くだけで終わりではありません。実習で学んだことや見いだした課題を振り返り、大学での学習と結びつけながら学びを深めるために、「リフレクション・デイ」などの省察科目群を設けています。

STEP
3~4年次:応用実習・他校種実習

「インターン実習※」「教育実習B※」「応用実習※」

教育実習を行った附属学校園で長期分散型の実習を行ったり(インターン実習)、3年次の教育実習Aとは異なる学校種における教育を理解したり(教育実習B)、公立学校園で実習を行って指導力をさらに高めたり(応用実習)します。

※希望者のみ

取得できる免許・資格

教育職員免許状

学校教育教員養成課程では、「卒業単位」を修得することにより、以下の免許状(※を付したもの)を取得できます。さらに卒業単位に加えて必要な単位(定められた単位)を修得すれば、この他の免許状を取得することができます。

学校教育教員養成課程
初等教育コース 幼年教育サブコース ※幼稚園教諭一種免許状、※小学校教諭一種免許状 他
小学校サブコース ※小学校教諭一種免許状
幼稚園教諭一種免許状、中学校教諭一種免許状(中等教育コース各専攻に対応した教科)他
中等教育コース 国語教育専攻 美術教育専攻 ※中学校教諭一種免許状(各専攻に対応した教科)
小学校教諭一種免許状、高等学校教諭一種免許状 他
社会科教育専攻 保健体育専攻
数学教育専攻 技術教育専攻
理科教育専攻 家政教育専攻
音楽教育専攻 英語教育専攻
特別支援教育コース
※小学校教諭一種免許状・中学校教諭一種免許状(国語・数学・英語)のいずれか1つ
※特別支援学校教諭一種免許状(聴覚障害者、知的障害者、肢体不自由者、病弱者に関する教育の領域)他

保育士養成コース(学校教育教員養成課程)

学校教育教員養成課程(中等教育コースを除く)の学生のうち、保育士養成コース(12名)での履修を希望し、それが認められた学生は、所定の単位を取得することで、卒業時に保育士資格を取得することができます。

学校図書館司書教諭資格取得プログラム

本学部では、文部科学省令(学校図書館司書教諭講習規定)に規定された講習科目を開講しており、単位を取得後、大学を通じて文部科学省に申請することにより、講習の修了証書が授与されます。

体験学習・海外交流

グローカルマインドを持つ人材を育てる
 -国際的視野を持ち、地域に貢献できる教員へ-

愛媛大学教育学部では、通常の講義や教育実習以外にも、さまざまな学習体験を用意しています。高い専門性と国際的視野を持ちつつ、地域に密着しながら子どもたちの学びを支援することのできる教員、「グローカルマインド」を持つスペシャリストの育成を目指しています。

地域密着型の体験学習

ふれあい型
子どもとの基本的な関わり方を身につけるために、校外学習や遠足の引率補助、PTAや公民館、市や県主催のイベントの補助などを行います。

参加型
全体に目を向け、安全面や個々の子どもの状態に気を配る力を養うため、宿泊学習や運動会の補助、無人島キャンプなどに参加します。

ICTサポーター
大学での学習や専門性を活かし、授業の補助、保健室登校や配慮を要する児童の支援、放課後学習支援、土曜塾などでの支援を行います。

学生企画型
わくチャレ(授業・遊び)、新宮小中学校サマースクール(小規模校の授業実践・特別活動)など、活動内容を学生同士で話し合って企画し、年間を通して運営します。

海外教育体験・海外研修

フィリピンでの教育実習
フィリピン大学教育学部附属学校園で英語を教授言語として授業を行います。渡航前から、授業方法や教材、語学など、万全の準備を行います。

シアトルでのダイバシティ研修
ワシントン大学での2週間程度の滞在を通して、アメリカのダイバシティを学び、互いの違いを理解し尊重できる社会を創造するための研修を行います。

ルイジアナ大学での研修
幼稚園から高校まで、参加学生の希望に合わせて訪問し、現地の教育を観察するだけでなく、日本文化を英語で紹介するなどの交流を行います。

中国での国際交流
協定校の遼寧師範大学(中国)を訪問し、授業に参加したり、プレゼンテーションを行ったり、日中の歴史に関わる史跡を訪れたりします。