コース・専攻紹介

教育発達実践コース

幼年教育サブコース

幼児教育におけるリーダー的存在に。

 

 幼児期は、生涯にわたる人間形成の基礎が培われる極めて重要な時期。しかし、幼児を取り巻く環境は少子化、核家族化、都市化、女性の社会進出などにより急速に変化してきています。そのため、幼児教育において中核的な役割を担う幼稚園教諭や保育士、保育教諭には、これまで以上に高い資質と専門性が求められています。
 幼年教育サブコースでは、人間の成長・発達についての深い知識と実践力を重視したカリキュラム、豊富な実習体験により、保幼小連携、幼保一体化等の幼児教育の現代的課題を切り拓くリーダー的人材を養成します。

担当教員職名専門分野個人サイト
青井 倫子教授幼児教育
浅川 淳司准教授幼児心理

小学校教育サブコース

総合力と実践力のある教員を目指す。

 

 小学校児童は集団の中で学び、友人関係を育み、成長していきます。小学校では35人学級、ICT教育の推進、外国語教育の導入、インクルーシブ教育※への対応、小中一貫教育といった課題があげられます。小学校教育サブコースでは教員として必要な学びを教育学、教育心理学を中心に幅広く行い、豊富な実習を通して経験を積み、これらの課題に対応する教員を育成していきます。小学校教諭1種免許状に加え、幼稚園教諭、中学校教諭、高等学校教諭、特別支援学校教諭免許状を副免許状として取得できます。
※ 障害の有無にかかわらず同じ場で学ぶ仕組み

特別支援教育サブコース

誰もが尊重される社会の実現に向けて。

 

 教育学、医学、心理学など多彩な専門領域の教員による授業、充実した実習、附属機関や地域との連携を通して、理論と実践をバランスよく学んでいきます。特別支援学校教諭免許状に関わる領域や重複障害に加え、LD、ADHD、自閉スペクトラム症等についても学ぶことができます。また、卒業研究を通して、社会に出た後も自ら学び成長し続けるために必要な力が身に付きます。
これら4年間の学びを通して、共生社会の実現に向けて特別支援教育の立場から貢献することのできる教師を目指します。

担当教員職名専門分野個人サイト
吉松 靖文教授特別支援心理学
苅田 知則教授特別支援心理学home
樫木 暢子教授特別支援教育学
加藤 哲則教授特別支援教育学
中野 広輔教授特別支援医学
冨田 享子准教授特別支援心理学
石田 祐貴講師特別支援心理学

初等中等教科コース

言語社会教育サブコース

 言語社会教育サブコースでは、国語・社会・外国語(英語)の3つの教科の専門的な知識や技能を修得するとともに、学校現場の教員になっても、学び続けることができる力の基礎を身に付けることができるようにカリキュラムがデザインされています。学校教育では、言語活動の充実や個別最適で協働的な深い学びを通して、他者と協働して問題解決を目指すことができる持続可能な社会の創り手としての資質・能力の育成が求められています。本サブコースでは、小学校、中学校、高等学校の教員を中心にこれらの要請に高く貢献できる教員養成を目指しています。地域へのフィールドワークや国際交流に積極的に参加し、グローカルな視点から授業の在り方を考えることを通して、プロフェッショナルな教員を一緒に目指しませんか?

科学教育サブコース

 科学教育サブコースでは、算数・数学、理科、技術の教科に関する議題を幅広く設定しながら、教科の専門性、系統性、関連性を学ぶことができるようにカリキュラムがデザインされています。学校教育では、プログラミング教育やSTEAM教育、探究的な学びという用語が話題になっています。様々な教科の知識や考え方を組み合わせながら、新しいイノベーション(革命)をもたらす人材育成が求められています。本サブコースでは、小学校、中学校、高等学校の教員を中心にこれらの要請に高く貢献できる教員養成を目指しています。そのため、観察や実験、実習など体験的な学びの機会も多くなっています。様々なスキルを獲得しながら、子どもたちと楽しみながら探究できる教員を目指しませんか?

生活健康・芸術教育サブコース

 生活健康・芸術教育サブコースでは、家庭、体育・保健体育、音楽、図画工作・美術の4つの教科で構成され、それぞれの教科において、専門的な知識や技能を修得すると共に、人として豊かに生きるための実践力を学ぶカリキュラムがデザインされています。学校教育では、ウェルビーイング(well-being)の考え方を中心として、教育の在り方が大きく変わろうとしています。ウェルビーイングは、個人が「幸福」であるだけでなく、家族や友人、自分の暮らす地域や社会がどのようにすれば、「幸福」な状態であり続けるかを考えることが求められます。本サブコースでは、小学校、中学校、高等学校の教員として、この教育課題に積極的に取り組もうとする教員育成に力を入れます。そのため、地域の中で学ぶ体験的な活動の機会も多くなっています。様々な人と関わることを楽しみながら、協力協働で課題を解決できる教員を目指しませんか?

教科紹介

国語教科

 国語教育学、日本古典文学、日本近代文学、日本語学、中国古典文学、書写・書道教育学といった専門を学ぶことを通して、国語の教員として必要とされる能力の育成と、資質面での向上を目指します。

国語科教育法4
 中学校・高等学校における国語教育の現状を踏まえながら、授業のあり方を探究していきます。まず、「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」等の担当グループに分かれ、調べたこと・考えたことを発表します。次に、それをもとに受講生全員で協議を行っていきます。そして、その学習成果を冊子にまとめ共有していきます。

他にはこんな授業も

  • 日本語研究
  • 日本近代文学概説
  • 日本古典文学演習
  • 中国古典作品選読
  • 書写概説
担当教員職名専門分野個人サイト
小助川 元太教授国文学・日本古典文学
東 賢司教授書写・書道教育
中西 淳教授国語科教育
青木 亮人教授国文学・日本近代文学
清田 朗裕講師国語学・国語科教育
皆尾 賛講師国語科教育

社会教科

 社会科教育専攻では、中学校の社会科、高等学校の地理歴史と公民の教員を目指すために必要な科目を開講しています。各科目では文献・資料の講読や現地調査を交えた授業を展開し、基礎から専門まで学生の学びをサポートします。

社会科( 公民科)教育法
 中学校社会科、高等学校公民科を主眼におき、社会認識教育の見方・考え方を習得し、授業実践ができるようになる授業です。学校のみならず、選挙管理委員会、少年鑑別所、少年院、新聞社などの関連する諸機関と連携し、広い視野で「公民」を考えます。また、授業計画を作成し、模擬授業を行い、評価し合います。

他にはこんな授業も

  • 日本史 外国史 地理学
  • 法学  政治学 経済学
  • 社会学 哲学 倫理学
  • 社会科地理歴史科教育法
  • 地理学野外実験
担当教員職名専門分野個人サイト
張 貴民教授地理学
鴛原 進教授社会科教育
魁生 由美子教授社会学
森 貴子教授歴史学
川瀬 久美子准教授地理学
中曽 久雄准教授法学
井上 昌善准教授社会科教育

外国語(英語)教科

 グローバルな時代の英語教育に求められる、高度の英語コミュニケーション能力、英語という言語に関する知識と洞察力、英語圏文学に関する鑑賞力、英語授業論・教材論に関する知識、授業実践力などを総合的に育成します。

英語科教育法1
 「英語授業論」について学びます。英語(教育)の役割について知る、なぜ英語を学ぶのかを議論する、達人の英語授業を分析する、様々な英語活動を体験しながら効果的指導法について考察する、オリジナルな英語授業を構想し実践する等の活動を行い、英語を教えることの複雑さ、面白さ、素晴らしさを感じられる授業にします。

他にはこんな授業も

  • 日英語比較論
  • 英語圏文学概論1
  • 英語コミュニケーション演習A
  • ICTと異文化コミュニケーション2
  • 英語教育実践研究
担当教員職名専門分野個人サイト
秋山 正宏教授英語学
池野 修 教授英語科教育
立松 大祐教授英語科教育home

算数・数学教科

 数学の考え方や力は、多様な分野において姿形を変えて重要な役割を果たしていますが、その習得を苦手とする子どもたちも多く見受けられます。本専攻では、中学校・高等学校の数学を深い学びを通して指導できる教員の養成を目指しています。

数学科教育法2
 数学的な見方・考え方や数学的活動、そして多様な考えの生かし方・まとめ方等に注目して、数学学習の指導法について実践的に学修します。そして、代数学・幾何学・解析学それぞれの視点から教材解釈を行い、それらに基づいた中学校・高等学校の「数学」内容に関わる数学の指導のあり方についての理解を図ります。

他にはこんな授業も

  • 代数/幾何/解析学概論
  • 確率論/統計学概論
  • データ分析
  • 算数数学教育論
  • 数学・情報研究
担当教員職名専門分野個人サイト
安部 利之教授代数学
観音 幸雄 教授解析学home
吉村 直道教授数学科教育
原本 博史准教授代数学
河村 泰之准教授情報基礎科学

理科教科

 高い専門性と実践力を備えた理科教員の育成を目的に、理科の授業論、学習論、指導法、教育内容、カリキュラム、教材開発等について学び、地域のニーズに応えうる理科教育研究を行います。

理科教育演習
 理科教育演習では様々な教材開発や実践的な演習を行っています。その一部としてとべ動物園の展示教材づくりを行っています。本活動を通して学校教育における動物園の活用について考えることができ、動物についての様々な知識を得ることができます。とべ動物園に行ったときにぜひ、学生が作製した教材を探してみてください。

他にはこんな授業も

  • 物理入門
  • 化学実験
  • 教材生物実習
  • 地学基礎
  • 理科実験1~4
担当教員職名専門分野個人サイト
佐野 栄教授地学
隅田 学教授理科教育
中本 剛教授物理学
向 平和教授理科教育
細田 宏樹准教授物理学
大橋 淳史准教授化学
中村 依子准教授生物学

技術・情報教科

 実践的・体験的な活動を通して、加工・生産・情報に関する知識および技術の習得を行い、また、技術を適切に評価し活用する能力と態度を身につけ、生活の技術的な課題を説明・指導できる教員の養成を目指しています。

技術科教育法2
 技術の授業では本質的に何を教えるのか?何のためにあるのか?を学習指導要領や教科書の分析を通じてディスカッションします。その上で、模擬授業を行い自分(授業者)がやりたいことが出来ていたのか?を授業後に振り返ります。3年生の教育実習に向けて、目的に沿った授業づくりと建設的な振り返りが出来るようにする授業です。

他にはこんな授業も

  • 木材加工
  • 金属加工
  • 機械工学
  • 栽培技術学
  • 情報とコンピュータ
担当教員職名専門分野個人サイト
森 慎之助教授技術科教育・材料加工
大西 義浩教授電気情報・技術科教育
玉井 輝之准教授技術科教育・機械
正田 義明講師技術科教育・材料加工

家庭教科

 家族、子ども、衣・食・住生活、消費・環境等に関する生活問題の追究を通して、人間の成長・発達の上で重要な家庭生活について、多様な角度から学習します。生活に関する問題解決ができる実践力を身につけた教員の養成を目指しています。

家庭科教育法3
 少子高齢化やグローバル化が進むなか、生徒が直面する生活課題について家庭科の授業で何をどのように教えるかを学びます。生徒にわかりやすく伝えるための授業構想や教材について話し合い、実際に生徒役の学生たちの前で教師として模擬授業も行います。授業後は学生同士で鋭い意見を出し合い、教師としてのスキルを高めていきます。

他にはこんな授業も

  • 家族関係学
  • 被服学   食物学
  • 住居学   保育学
  • 消費生活論
  • 家庭科教育実践研究
担当教員職名専門分野個人サイト
藤田 昌子教授家庭科教育
岡本 威明教授食物学
眞鍋 郁代准教授被服学
竹下 浩子准教授家庭科教育

体育・保健体育教科

 運動好きな子どもを育てるために、模擬授業等を通して体育授業に関する専門的な知識や技能を学習します。豊かな心とスポーツ科学の専門的知識をもって子どもたちと関わることができる教員を養成します。

保健体育科教育法1
 体育授業では何を教えるのか(学習指導要領の理解)、どのように教えるのか(効果的・効率的な指導法の理解)、どのように工夫改善するのか(授業分析・授業研究の理解)、模擬授業等を通して実践的に学びます。この授業を通して、保健体育教員の基盤となる力を身に付けていくことをねらいとしています。

他にはこんな授業も

  • 運動学・バイオメカニクス
  • スポーツ文化論
  • 体育心理学
  • 教育保健
  • 各種スポーツ実技
  • 保健体育科教育法2・3・4
担当教員職名専門分野個人サイト
石井 浩一 教授体育学
田中 雅人 教授体育学home
日野 克博 教授保健体育科教育
糸岡 夕里准教授保健体育科教育
上田 敏子准教授学校保健

音楽教科

 様々な分野を広く学ぶとともに、継続して学びたい分野を選択し、音楽の専門的な知識・技能と音楽科教育の実践に関わる広い教養と指導力を兼ね備えた中学校・高等学校の音楽教育を担う教員の育成を目指します。

ソルフェージュ基礎
 ソルフェージュ基礎では、楽譜を読んで音をイメージし、実際の演奏に結びつけるための基礎的な技能を養います。音楽の基礎理論(楽典)を確認しながら、聴音、視唱、読譜の演習を行います。また、簡単な和音付けや移調奏を行うキーボードハーモニーの学習にもつなげます。

他にはこんな授業も

  • 音楽科教育法
  • 声楽基礎演習
  • 音楽デザイン
  • 合唱   日本音楽
  • 指揮法  音楽史
担当教員職名専門分野個人サイト
井上 洋一教授音楽科教育・音楽デザイン
福富 彩子教授器楽(鍵盤楽器)
安積 京子教授器楽(鍵盤楽器)home
楠 俊明准教授音楽科教育
竹内 彬講師器楽(管楽器)

図画工作・美術教科

 造形・美術の教科指導に伴う専門的知識や技能と実践的能力を身につけ、豊かな感性と柔軟な発想をもち、生徒に表現の意義や喜びを理解させることができる教員になることを目指します。

絵画2
 油彩またはアクリル絵具によって、静物・人物をモチーフにした絵画制作や、各自で自由にテーマを設定した絵画制作をします。また、それぞれの制作の終わりには講評会をおこないます。制作実習をとおして、絵画の形態表現・色彩表現・構図・空間について考察し、基本的な技法、および写実的な表現力と色彩表現の感覚の獲得をめざします。

他にはこんな授業も

  • 基礎演習  絵画/彫刻/工芸/デザイン/美術理論・美術史
  • 美術史見学演習
  • 美術科教育法1~4
担当教員職名専門分野個人サイト
佐々木 昌夫教授彫塑
上原 真依准教授美術理論・美術史
秋山 敏行准教授美術科教育
福井 一真准教授美術科教育
屋宜 久美子講師絵画