愛媛大学ジュニアドクター育成塾受講生がJSTサイエンスカンファレンス2023で研究発表大賞を受賞しました【11月4日(土)、5日(日)】

令和5年11月4日(土)、5日(日)に、JST(国立研究開発法人・科学技術振興機構)が主催する令和5年度のサイエンスカンファレンスが東京国際交流館プラザ平成で開催されました。サイエンスカンファレンスは毎年開催されるJST主催の研究発表会です。新型コロナウイルスの影響により令和2年度より3年続けてのリモート開催となっていましたが、本年度は4年ぶりの対面での開催となりました。

発表分野は「物理・化学」、「工学」、「生物」、「数学・情報」、「その他の領域」に分かれており、本年度は採択されている21機関と任意参加の8機関から、計29件の研究発表が行われました。愛媛大学ジュニアドクター育成塾からは、第2段階受講生で大洲市立大洲南中学校2年生の児玉凜子さん(指導教員:阿野嘉孝農学研究科准教授)が「生物」の分野で、「なぜ醤油や味噌を醸造する蔵は暗いのか? 〜コウジカビと光の関係〜」というタイトルで研究発表を行い、研究発表大賞を受賞しました。

ジュニアドクター育成塾はJSTが支援する「次世代人材育成事業」の一環としての教育プログラムで、全国で21の大学や機関が採択されています。このプログラムは、科学技術イノベーションを牽引する傑出した人材の育成に向け、理数・情報をはじめとする様々な分野の学習を通じて、高い意欲や突出した能力を有する小中学生を発掘し、さらに能力を伸長する体系的育成プランの開発・実施を目的としています。愛媛大学は平成29年度に「科学イノベーションに挑戦する次世代リーダー科学者の養成」という企画名で採択されました。令和3年度で1期目の5年間が終了しましたが、これまでの実績が評価され、令和4年度からの公募にも「未来を切り拓く次世代ゼネラリスト育成プログラムの開発」という企画名で採択を受けました。本年度は、第2期目の2年目となります。

愛媛大学では、「愛媛大学ジュニアドクター育成塾」を中心に、今後も未来を切り拓く小中学生の人材育成及び育成プログラム開発に尽力していきます。

研究発表大賞の賞状とメダルを手にした児玉凜子さん
挿入写真(右上)は、指導教員の阿野嘉孝農学研究科准教授
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