よくある質問　Q&A

本学教育学部は，教育発達実践コース（幼年教育サブコース，小学校教育サブコース，特別支援教育サブコース）と初等中等教科コース（言語社会教育サブコース，科学教育サブコース，生活健康・芸術教育サブコース）で構成されています。１年次〜４年次までの附属学校園や地域の学校における多様な実習プログラムおよび，実践と理論を結びつけた充実したカリキュラムにより主体的に学ことができる教育環境が整えられています。また，学部と教職大学院をつなぐ５年一貫養成システムを導入し，高度な実践力を養うプログラムを受講することも可能です。就職支援においても，教職支援ルームには全国の教員採用試験に関するデータや書籍が充実しており，多様な教員採用試験対策講座も用意されています。複数教科，複数学校種の免許取得を推奨しており，多様性や連続性に対応した指導のできる教員養成を目指しています。さらに保育士養成コース，学校図書館司書教諭資格プログラムの資格取得にも対応しています。
教育学部ホームページの学部長のメッセージもご参照ください。

複数の免許を取ることを推奨しているため，複数教科の必修科目を履修できるよう，できるだけ開講される曜日時限や学年などが集中しないように工夫しています。また，大学が独自に設定する科目として，ESD（Education for Sustainable Development：持続可能な開発のための教育）概論や教職教養課題特講，部活動指導実践論，また，専門教育選択科目として才能教育論など，教職に関わる現代的な課題に直結する授業も多く開講されています。さらに，地域未来教育演習では地域の教育課題について実践的に学ぶことができます。

例えば「教育とICT活用」という１年生の必修科目では，教育現場を想定したICTの活用法を学びます。

教員免許取得のための必修科目の中には一部，心理学の内容を扱ったものがあります。また心理学の科目も別にありますので，ぜひ受講してみてください。

2025年度入試から、愛媛大学の学生（学部生）は，１年修了プログラムへの参加が可能となりました。教職大学院を1年間で修了し，教職修士と専修免許を取得することができます。ただし，１年修了プログラムに参加するためには，①学部４年次期に科目等履修生として教職大学院共通基礎科目を８単位以上履修すること，②公立学校教員採用試験に合格し，１年猶予を申請することの２点を満たす必要があります。詳しくは大学院教育学研究科学生募集要項をご確認ください。
大学院の紹介は，以下のウェブページに掲載されています。

（保育士養成コースは保育士資格を取得するためのコースで，教育発達実践“コース”や初等中等教科“コース”の「コース」とは意味が異なりますので，注意して下さい。）保育士養成コースに所属できるのは，学校教育教員養成課程の教育発達実践コース（幼年教育サブコース，小学校教育サブコース，特別支援教育サブコース（※中学校基礎免の学生を除く） の学生のうちの12人に制限されています。初等中等教科コースの学生は保育士養成コースに所属することはできません。教育発達実践コースの学生のうち，幼年教育サブコースの学生は優先的に（選抜なしで）保育士養成コースに所属することができます。そのため，幼年教育サブコースの学生（定員６人）を含めた希望者が12人を越える場合には，小学校教育サブコースと特別支援教育サブコースからの希望者について，４月当初に選考を行います。保育士養成コースに所属して保育士資格関連科目の単位を取得すると，卒業時に保育士資格を取得することができます。

保育士養成コースに所属する場合，通常の授業に加えて保育士資格を取るための授業がありますので，他の学生よりたくさんの単位を取得する必要があります。もちろん無理なく取得できるカリキュラムは組んでいますし，予習・復習をするだけの時間的余裕もありますが，忙しいことは確かです。そのおかげで多くの知識やスキルを身につけることができるとも言えます。なお，毎週の授業の他に，長期の休みには実習なども設定されていますので，その意味でも忙しいと言えます。実習では実際に子どもたちに対応しますので，甘くはありません。しかしこの実習を通して実践力が養われますので，学生たちはみな全力でチャレンジしています。実習までの事前指導や観察体験などで，無理なく準備ができる体制を整えていますし，段階的に要求されることが増えていくように制度設計をしていますので，あまり不安に思う必要はありません。

教育学部では，複数の教員免許状を取得できる仕組みを設けています。ただし，所属するサブコースの卒業要件となっている免許状以外の取得は保障されていません。同時取得が可能な時間割や組み合わせについては制限も多いため，入学後，複数免許取得の履修シミュレーションを確認してください。また，学部４年間で複数免許の取得が困難な場合は，教職大学院も含めた長期的な視野でも検討してみてください。

幼年教育サブコースでは，幼児期の発達や保育の実践に関する専門的な知識や技術を深く学ぶ時間が多く確保されています。一方で，小学校教育サブコースの場合，小学校教育がメインであるため，幼児教育に関する学びは幼稚園教諭免許状に必要な内容を学ぶことになります。

中学校や高等学校の一部の教科については，他学部でも取得が可能です。ただし，幼稚園や小学校，特別支援学校，中学校（音楽，美術，保健体育，技術，家庭科），高等学校（書道，音楽，美術，保健体育，家庭科）の免許が取得できるのは教育学部だけです。

小規模校や一貫校など，いろいろな学校環境があり，複数の学校種や複数教科の免許をもっていることが役立つ場合があります。また，免許取得の過程で，自分なりの得意分野を加えることができるでしょう。もちろん，いたずらに多くの免許を取得することが望ましいわけではありませんので，自分の希望進路に応じてプランを立てましょう。

宇和島市の中高校生と愛媛大学の学生が，地域の課題についての理解を深め，望ましい解決方法を交流をしながら考えるプロジェクト型の活動です。
本学部公式Instagramに成果を公開しています。

先輩たちが参加しているボランティアには，音声教材製作や，「訪問カレッジ」（18歳以上の重症心身障害等の方を対象に，利用者が希望する場所にスタッフが訪問し，生涯学習を支援する訪問教育型の取組み）のほか，様々なものがあります。特別支援教育サブコースでは，同じサブコースの先輩と関わる機会も多いので，ぜひ入学後に直接先輩に質問してみてください。

教育学部では複数の海外研修プログラムが用意されています。現地の学生との交流を通して，各国の教育や文化について学ぶことができます。