愛媛大学ジュニアドクター育成塾の受講生が日本生物教育学会の全国大会及び四国支部研究大会で受賞しました

令和5年3月4日(土)、5日(日)に日本生物教育学会が主催する「日本生物教育学会第107回全国大会」が、群馬県高崎市の高崎健康福祉大学で開催されました。愛媛大学ジュニアドクター育成塾から受講生2人が研究発表を行い、それぞれ「中学校の部最優秀賞」と「中学校の部奨励賞」を受賞しました。

ジュニアドクター育成塾は、JSTが支援する「次世代人材育成事業」の一環としての教育プログラムで、全国で30の大学や機関が採択されています。このプログラムは、科学技術イノベーションを牽引する傑出した人材の育成に向け、理数・情報をはじめとする様々な分野の学習を通じて高い意欲や突出した能力を有する小中学生を発掘し、さらに能力を伸長する体系的育成プランの開発・実施を目的としています。本学は平成29年度に「科学イノベーションに挑戦する次世代リーダー科学者の養成」という企画名で採択されました。令和3年度で1期目の5年間が終了しましたが、これまでの実績が評価され、令和4年度からの2期目のプログラムにも「未来を切り拓く次世代ゼネラリスト育成プログラムの開発」という企画名で採択を受けました。令和4年度は、第2期目5年間のスタートの年となりました。

「日本生物教育学会全国大会」は、毎年開催される研究発表会です。新型コロナウイルス感染症の影響により直近の過去2回はリモート開催となりましたが、令和4年度の大会は流行の落ち着きが見られたため、久々に対面での開催となりました。本学ジュニアドクター育成塾から、児玉凜子さん(大洲市立南中学校1年)と小田釉月さん(愛媛大学附属中学校2年)の2人が「中高生ポスター発表の部」での発表を行いました(ともに指導教員は阿野嘉孝農学研究科准教授)。児玉さんは「なぜ醤油や味噌を醸造する蔵は暗いのか? 〜コウジカビの糖化能力と光の関係〜」というタイトルで発表を行い、「中学校の部最優秀賞」を受賞しました。小田さんは「微生物で調べるジャガイモの毒の強さ」というタイトルで発表を行い、「中学校の部奨励賞」を受賞しました。

続いて、令和5年3月21日(火)に同学会の四国支部が主催する「日本生物教育学会四国支部第6 回研究大会」が、本学教育学部において対面で開催されました。本学ジュニアドクター育成塾から、久保依愛さん(松前町立北伊予中学校1年)が「児童・生徒による研究発表」の部において、「大豆パワーでグングンgrowing up!」というタイトルのポスター発表を行い、奨励賞を受賞しました(指導教員は岡本威明教育学部教授)。

また、先の全国大会で受賞した児玉さんと小田さんが受賞の対象となった研究の発表を行い、四国支部から感謝状が授与されました。

愛媛大学では、この「次世代人材育成事業」の第2期目の採択を受け、今後も未来を切り拓く小中学生の人材育成及び育成プログラム開発に尽力してまいります。

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