令和6年度教育学部・附属学校園合同研修会報告
令和6年度4月18日に教育学部と附属学校園の先生方による合同研修会が開催されました。
全体会では、日野克博合同研修会会長の挨拶の後、今年度着任された新任教員の先生方の紹介、シンポジウムが行われました。
シンポジウムでは、「これからの学部の取り組みと附属学校園の研究活動について」というテーマに基づいて、教育学部と附属学校園から報告がありました。
まず、日野学部長より「愛媛大学教育学部・大学院の取り組みと今後の展望」について、コース再編の内容、教職大学院を核にした全学教員養成の仕組み、次世代人材育成拠点としての役割や機能について説明されました。
つぎに、附属学校園(小・中・特別支援・幼)の校長先生方より、「附属学校園のこれまでとこれから」について発表がありました。小学校では「探究的な学び」を重視した授業づくりの推進、中学校では「エージェンシー」に関わるメタ認知能力育成を目指す指導と評価の探究、特別支援学校では貢献を実感し、共に育つ子どもの育成のための「学びをつなぐカリキュラム・マネジメント」、幼稚園では小学校との接続の視野をふまえた「個を生かした協働的な学び」を主たるテーマにして研究活動が展開されていることを共有しました。
そして、「学部と附属学校園との共同研究に関して取り組んでみたいこと」について、意見交換を行いました。フロアからは、「これまでの研究活動の成果をふまえてさらに発展させるための視点を関係者間で共有することが大切になる。」、「授業づくりを推進するためには多様な人材とのつながりの構築が必要であり、これは大学と附属学校園との連携によって実現できる。」というご意見をいただきました。
シンポジウム後は、研究部の部会と情報交換会が実施されました。今後の共同研究に向けた取り組みや教育実習に関する情報交換が行われました。
本研修会の成果をふまえて、学部・附属学校園の連携を通した教育活動や共同研究を推進していきたいと思います。