体験プログラム活動報告2013 of 理科教育HP

2013年度理科観察実験体験プログラム活動報告

後期の体験プログラム

1月23日 第14回「燃焼」  

CIMG6791.JPGCIMG6869.JPGCIMG6875.JPGCIMG6883.JPGテーマは「燃焼」でした。まず,燃える3条件の確認をした後,ろうそくの燃焼と金属の燃焼を比較しました。学生は金属の燃焼では二酸化炭素が発生しないことを確認しました。また,酸素自体は燃えていないことも確認していました。さらに木片を空気を遮断して熱するとどうなるかを実験しました。学生は炭と灰の区別ができるようになったようでした。参加者は一般5名,アシスタント19名の24名でした。




1月16日 第13回「振り子について学ぼう!」  

CIMG6743.JPGCIMG6756.JPGCIMG6764.JPGCIMG6786.JPGテーマは「振り子について学ぼう!」でした。振り子の等時性について,まずは2階から吊した振り子で確認しました。最後に共振について取り上げていました。その後,等時性が保たれる角度について実験をしながら考察していました。参加者は一般6名,アシスタント18名の計24名でした。




1月9日 第12回「微生物の観察・生物どうしのつながり」  

CIMG6704.JPGCIMG6708.JPGCIMG6715.JPGCIMG6723.JPGテーマは「微生物の観察・生物どうしのつながり」でした。ミジンコやゾウリムシなどの顕微鏡観察を行いました。現在,小学校教科書ではメダカが何を食べているのかという文脈で,水の中の小さな生き物を観察します。学生は顕微鏡の使い方の確認をしながら,教科書でよく取り上げられている生き物を観察しました。参加者は,一般6名,アシスタント17名の計23名でした。



12月19日 第11回「十種雲形カードを作ろう」  

CIMG6633.JPGCIMG6634.JPGCIMG6646.JPGCIMG6668.JPG地学グループによる気象内容のプログラムを開催しました。雲の発生のメカニズムを理解するために,ペットボトルを用いた雲の発生実験を行ったあと,実際に学生が撮影した写真を用いた十種雲形づくりを行いました。写真をラミネート加工したり,カード型の教材づくりの意義なども併せて考えました。



12月12日 第10回「エネルギーと環境に関する観察・実験」  

CIMG6553.JPGCIMG6573.JPGCIMG6588.JPGCIMG6607.JPG大学院生によるフィールド演習の成果発表会を兼ねたプログラムでした。とりわけ教育現場での意識向上を高めるために導入が望まれている放射線の基礎知識の学習後,サーベイメータによる放射線の測定,線種による遮蔽効果の違いなどを体験しました。その後,大学院生が自作したペルチェ素子を用いた霧箱による放射線の観察を行いました。多くの参加者は放射線の飛跡を観察するのは初めてで,歓声が上がっていました。講師役の大学院生,参加者の学生共に非常に貴重な体験をした時間でした。参加者は,一般11名アシスタント18名の29名でした。



12月5日 第9回「ものの温度と体積の関係は?」  

CIMG6452.JPGCIMG6456.JPGCIMG6484.JPGCIMG6518.JPGテーマは「ものの温度と体積の関係は?」」でした。金属の熱の伝導を観察したり,ヨウ素を入れた水溶液を熱して対流を観察したりしました。粒子に基づいて体積変化などについても考察していました。参加者は一般9名,アシスタント11名の計20名でした。


11月28日 第8回「星座の観察」  

CIMG6435.JPGCIMG6440.JPGCIMG6445.JPGCIMG6448.JPG日中の時間帯では,天体の動きと地球の自転・公転の考え方や季節の星座,また,星にまつわる神話の紹介などを行いました。3限の時間帯の参加者は一般9名,アシスタント17名の計26名でした。昼間の事前学習に基づき,夕方,実際の星空観察会を開催しました。星座早見盤やレーザーポインタを用いて,秋の代表星座であるカシオペア座,ペガスス座の四辺形,北極星,東から昇るスバルなどを肉眼で探しました。当日は夕方まで曇天だったのですが,奇跡的に夕方の一時のみ快晴になり,星空を観望できました。非常に冷え込みましたが,20名以上の学生が参加しました。

11月21日 第7回「ヒトの体のつくりと運動」  

CIMG6385.JPGCIMG6396.JPGCIMG6398.JPGCIMG6400.JPGテーマは「ヒトの体のつくりと運動」でした。筋肉と骨の仕組みについて,モデルをつくって学んだ後,手羽先の解剖を行いました。学生は筋肉がどのようにつながっているのかを実感しながら,モデルづくりと解剖を行っていました。参加者は一般10名,アシスタント14名の計24名でした。






11月16日 第6回「重信川流域の自然観察」  

IMGP1335.JPGIMGP1339.JPGIMGP1352.JPGIMGP1351.JPG体験プログラムの週末版「重信川流域の自然観察」を行いました。当日は天候に恵まれ,野外での自然観察には絶好のコンディションでした。まず,重信川の上流域では,川原の石の観察と水生生物の観察を行いました。小魚から沢ガニ,トンボの幼虫,さらにヒルまで多様な生物を観察することができました。また,砂泥互層の地層観察,秋の植物観察まで内容は盛りだくさんでした。昼食後,バスで重信川河口に移動し,河口周辺の川原の石,海浜植物や河口に生息する生物,砂嘴に形成された漣痕を観察しました。参加者は,昨年に比べ少なく,学部生6名,教員3名,合計9名でした。今回の観察場所は昨年と同じであったためか,参加者が少なかったのが残念です。同じ場所であっても,年が違えば,生息する生物種や植生が異なったり,川原の地形が大きく変わっていたりと自然のダイナミズムを理解できるはずです。せっかくの機会ですのでもっと多くの参加者が望まれるところです。




11月14日 第5回「月面の観察:月の満ち欠けと月面の見え方の変化を観察しよう」  

CIMG6340.JPGCIMG6356.JPGCIMG6360.JPGCIMG6364.JPGテーマは「月面の観察:月の満ち欠けと月面の見え方の変化を観察しよう」でした。12日〜15日まで実施した月の観察をまとめた後,月の満ち欠けについて発泡スチロール球を用いたモデル実験を行いました。また,天体望遠鏡を用いた太陽の観察も行いました。黒点やプロミネンスなどを実際に見て感動している学生が多く見られました。参加者は一般8名,アシスタント18名の計26名でした。




11月7日 第4回「秋の生き物を観察しよう」  

CIMG6269.JPGCIMG6270.JPGCIMG6279.JPGCIMG6300.JPGテーマは「秋の生き物を観察しよう!」で,城山の自然観察会を実施しました。3つのグループに分かれ,どんぐりの採集を行いながら,様々な生き物を観察していました。実施1時間前には雨が降っていたのが信じられないくらいに,観察時は天気に恵まれました。とても気持ちがいい観察会になり,秋を感じることができたと思います。参加者は,一般11名,アシスタント16名の計27名でした。





10月31日 第3回「水溶液の性質」  

CIMG6239.JPGCIMG6242.JPGCIMG6255.JPGCIMG6263.JPGテーマは「水溶液の性質」で,前回のプログラム時に配布していたムラサキカイワレダイコンからpH指示薬をつくる実験を行いました。学生は,指示薬の色の変化にとても驚き,酸や塩基の性質について学べていたようです。ムラサキカイワレダイコンの栽培とあわせて,総合的な学びにつながっている内容でした。参加者は,一般16名,アシスタント13名の計29名でした。



10月24日 第2回「光と音の実験室」  

CIMG6192.JPGCIMG6195.JPGCIMG6206.JPGCIMG6223.JPGテーマは「光と音の実験室」で,物理のグループが実施しました。偏光板を用いた万華鏡と糸電話の作製を行いました。光と音が波の性質をもつことを意識させるためのクロスワードなども実施して,教材の構成をよく考えて実践していました。参加した学生はきれいな万華鏡に感動し,糸電話の糸の材質の違いなどによる変化に驚いていました。参加した学生は,一般参加18名,アシスタント14名の計32名でした。



10月17日 第1回ガイダンス  

CIMG6125.JPGCIMG6128.JPGCIMG6130.JPGCIMG6138.JPG第1回目はガイダンスを実施しました。2013年度後期のアシスタントに20名の学生が参加し,所属は教育学部理科教育専修,総合人間形成課程生活環境コース,大学院理科教育専修だけでなく,理学部学生,理学部科目等履修生,そして,教育学部特別支援教育の学生も参加しております。また,一般参加も20名の登録でした。2013年後期の実践も大変楽しみです。





前期の体験プログラム

7月18日 第14回「これまでの観察結果をまとめよう!  

CIMG5254.JPGCIMG5261.JPGCIMG5277.JPGCIMG5301.JPGテーマは「これまでの観察結果をまとめよう!」で,生物のグループで実施した継続観察のまとめを行いました。まず,ホウセンカの栽培について,種子の発芽から開花,結実までを説明した後に,ホウセンカの花がつく場所を考えさせて頂花と腋花について確認しました。次にモンシロチョウを中心にチョウの成長について確認しました。卵から幼虫,蛹,成虫の変化をこれまで撮影した写真で説明し,インターバルカメラで撮影した羽化する様子も披露しました。最後に昆虫採集を行い,昆虫の体のつくりについて学習しました。参加者は一般7名,アシスタント18名の計25名でした。前期のプログラムを無事終了することができました。 



7月11日 第13回「てこやゴムのはたらき  

CIMG5124.JPGCIMG5154.JPGCIMG5180.JPGCIMG5211.JPGテーマは「てこやゴムのはたらき」でした。まず,てこの働きを実験できるように人が乗ることができるてこを使いました。次に自作のてんびんでつり合いがとれるようにおもりを吊す活動で,力点,支点,作用点の関係を確認しました。そして,アシスタントの学生がつり合いがとれる条件を探すクイズでてこの原理を確認しました。最後に,ゴムとプラスチックコップと単三電池を用いた工作を行いました。とてもよくできた教材で学生も童心に帰って遊んでいました。参加者は一般12名,アシスタント16名の計28名でした。




7月4日 第12回「光合成について知ろう!  

CIMG5046.JPGCIMG5068.JPGCIMG5073.JPGCIMG5086.JPGテーマは「光合成について知ろう!」で,小学校で実施する光合成に関わる実験を行いました。まず,光合成や呼吸量を調べるときによく使用されている気体検知管を実際に使用し,空気中と呼気中の酸素濃度と二酸化炭素濃度を実際に測定して確認しました。次に光合成によってデンプンが生成されたことをたたき染め法とエタノール脱色法のそれぞれで確認しました。正確な実験結果が得られなかったグループもありましたが,実際にたたき染めやエタノール脱色法の方法を確認できて実験方法の考察もできているみたいでした。最後にだ液によるデンプンの分解をヨウ素デンプン反応によって確認する実験も行いました。参加者は一般8名,アシスタント15名の計23名でした。



6月27日 第11回「空気,水,金属と温度の関係は?  

CIMG4928.JPGCIMG4949.JPGCIMG4970.JPGCIMG5002.JPGテーマは「空気,水,金属と温度の関係は?」で,物質の三態の体積変化について実験を行いました。まず,アルコールの体積変化を確認しました。次に,金属の熱膨張を鉄球の実験器具と電子オルゴールを使った実験で確認しました。また,空気の体積変化を利用した噴水をつくりました。粒子の動きを表したシミュレーション映像なども活用しながら体積変化を粒子でとらえられるように工夫していました。参加者は一般12名,アシスタント14名の計26名でした。




6月20日 第10回「電気と磁石のコラボレーション  

CIMG4791.JPGCIMG4804.JPGCIMG4811.JPGCIMG4830.JPGテーマは「電気と磁石のコラボレーション」で,磁石と電磁石について実験を行いました。まず,砂鉄を用いて磁石と電磁石の磁力線の観察を行いました。次に電磁石の強さとコイルの巻き数の関係について,クリップがつく数で確認しました。最後にリニアモーターのモデル実験を見ながら,磁力と電気の向きと生じる力について考察を行いました。参加者数は一般5名,アシスタント13名の計18名でした。




6月13日 第9回「空気と水にはどんな性質があるだろうか?  

CIMG4689.JPGCIMG4714.JPGCIMG4735.JPGCIMG4760.JPGテーマは「空気と水にはどんな性質があるだろうか?」で,空気と水の性質に関する実験を行いました。大きな風船に空気を入れたり,瓶の中の空気を抜いたりして,空気の質量を測定しました。また,注射器に空気と水を入れた時を比較して,空気と水の性質の違いを実感していました。さらにテニスボールに水を入れたときの弾み方を観察しました。クリッカーを用いて予想させたり,水分子となってシミュレーションを行ったり,様々な学習方法を導入したすばらしい実践でした。参加人数は一般10名,アシスタント8名の計18名でした。





6月6日 第8回「川原の石を観察しよう!  

CIMG4621.JPGCIMG4628.JPGCIMG4660.JPGCIMG4668.JPGテーマは「川原の石を観察しよう!」でした。まず,重信川の川原の石を自分たちの思うとおりに分類したもらったあと,堆積岩と火成岩と地学的な分類を学びました。その後,流れる水の働きを体験的に学びました。野外に小さな山をつくり,水を流し,三角州や扇状地などの形成や浸食,運搬,堆積を確認しました。最後に,堆積についてモデル実験を行いました。参加者は,一般が14名,アシスタント9名の計23名でした。







5月30日 第7回「電気のはたらき  

CIMG4589.JPGCIMG4594.JPGCIMG4606.JPGCIMG4618.JPGテーマは「電気のはたらき」で,電気回路や静電気について学びました。ライデン瓶に電気を蓄える実験では,学生は蓄えた電気を実感するたびに歓声をあげていました。また,「ソケットを使わずに豆電球に明かりを点すにはどのように接続するか」という課題では,一般参加者のほとんどの学生が間違っていました。その後,豆電球の構造を観察し,正しい接続の方法を確認していました。電気回路の実験では,実際にショート回路での発熱を体験しながら,直列回路と並列回路について学んでいました。最後に科学工作として「電気イライラ棒」を作製していました。参加者は,一般学生が13名で,アシスタント13名の計26名でした。





5月23日 第6回「メダカについて知ろう!  

CIMG4400.JPGCIMG4410.JPGCIMG4444.JPGCIMG4554.JPGテーマは「メダカについて知ろう!」で,メダカの発生の観察とメバルの解剖を行いました。まず,メダカの発生について説明を行った後,実際に観察を行いました。初めてメダカの発生を観察する学生が多く,血流や心臓の拍動に驚いていました。次に魚の体のつくりを観察するためにメバルの解剖を行いました。えらや眼球,消化系の器官,心臓などの循環系の器官の観察を熱心に行っていました。参加学生は一般が15名,アシスタント14名の計29名でした。




5月16日 第5回「チョウの飼育・植物の発芽条件を調べよう!  

CIMG4363.JPGCIMG4371.JPGCIMG4374.JPGCIMG4381.JPGテーマは「チョウの飼育・植物の発芽条件を調べよう!」でした。まず,チョウの食草などの生態について説明した後に,モンシロチョウの卵と幼虫を採集に行きました。モンシロチョウの卵の小ささに驚き,埃や花粉と間違えそうと感想を述べていた学生もいました。次に,インゲンマメの発芽条件を調べる実験の準備を行いました。各班で発芽条件を調べる実験を組み立てました。発芽に光が必要であると考える学生も多くいました。参加者は一般が17名,アシスタント18名の計35名でした。




5月9日 第4回「天文・気象観測の基本スキル  

CIMG4345.JPGCIMG4351.JPGCIMG4357.JPGCIMG4362.JPGテーマは「天文・気象観測の基本スキル」でした。まず,1日の温度変化,低気圧と高気圧,前線などの説明を小学校だけでなく,中学校の学習内容と合わせて行いました。その後,次週から行う天体観測(5月15日〜21日)の準備として,月の満ち欠けと天体望遠鏡の使い方を学びました。参加者は一般参加が23名,アシスタント17名の計40名でした。






5月2日 第3回「ものと重さの関係は?  

CIMG4280.JPGCIMG4307.JPGCIMG4317.JPGCIMG4323.JPG5月2日に実施した理科観察実験体験プログラムの報告です。テーマは「ものと重さの関係は?」で,密度について学習しています。まず,密度について学習した後,身近な野菜が水や塩水に浮かぶかをクリッカーを用いてゲーム形式で楽しく学べたようです。また,色をつけた濃度が異なる砂糖水による虹づくりを行いました。この活動を通して,ピペットの使い方の練習になったと思います。一般参加者24名,アシスタント21名の計45名が参加しています。





4月25日 第2回「生物的領域の観察・実験の基本スキル  

CIMG4250.JPGCIMG4254.JPGCIMG4264.JPGCIMG4273.JPG4月25日に実施した理科観察実験体験プログラムについて報告します。テーマは「生物的領域の観察・実験の基本スキル」で,特別支援専攻の大学院生である渡部さんが主に担当しました。スケッチの方法,生物写真の撮り方など生物観察に必要な基本的なスキルを体験しました。実際に植物の写真を撮影し,スケッチも行っています。また,植物の成長を継続観察するためにホウセンカの種まきを行いました。最後に動物の発生の観察材料となるヒメダカの雌雄の見分け方を確認しました。今年もワークシートの作成に力が入っており,とてもわかりやすいものとなっています。参加者は一般参加が21名,アシスタントが20名の計41名でした。



4月18日 第1回「ガイダンス  

平成25年度前期は一般参加登録が35名,アシスタント登録が22名の計57名が応募しています。今年度は小学校で扱われている観察・実験を体験しながら,中学校理科の内容との関連に触れるようにプログラムを開発することを目標にしています。今年度のアシスタント,一般参加には昨年度同様に他学部からの参加者もいます。また,昨年度,一般参加だった理科関係の専門でない学生がアシスタントとして参加しています。今年度もさらなる発展が期待できると確信しています。

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